英語の基本はリスニング?幼児期からリスニング力を鍛える方法は?
公開日:2024/03/15 最終更新日:2023/09/15
最近では、働き方の改革や社会の多様化により、英語はますます身近な存在となっています。将来的には海外での生活を考える方々も増えており、その際には英語などの外国語を話す能力が必要不可欠です。この記事では、幼少期から英語を学び、リスニング力を養う方法や習得のコツについて詳しく解説していきます。
小さいころから「英語耳」をつくることが大切
子どものころから英語耳を養うことは、英語の習得において近道であると聞いたことがあるかもしれません。
英語耳とは、周波数の違いを正しく聞き分け、英語固有の音やイントネーションを耳でとらえ、理解する力を指します。周波数の違いとは、英語の学習が難しい理由のひとつであり、日本語とは異なる周波数や英語に存在するが日本語にはない音によるものです。
したがって、英語耳を育てることは、聞き取り能力の向上に欠かせません。また、しっかりとした聞き取り能力がなければ、話すことも苦手となる傾向があるため、まずはリスニング力の向上が重要です。
このような英語耳は、幼少期から育てることが推奨されます。以下では、理想的なトレーニング開始時期とその重要性について詳しく紹介しましょう。
理想的なトレーニング開始時期は?
英語耳を育成するためには、生後0歳からトレーニングを開始するのが効果的とされています。
一般的な目安は、生後0〜6歳の間で、この時期は音を自然に聞き分ける能力が1歳頃から発達し、6歳までに成熟するとされているのです。ただし、この時期を逃してしまっても、英語耳を養うことが不可能なわけではありません。
耳の発達については諸説があり、「10歳からでも遅くはない」という意見も存在します。したがって、心配する必要はありません。
しかし、どの場合でも、幼少期からトレーニングを開始することが望ましいため、子どもに英語を学ばせたいと考えている方は、早めに検討することをおすすめします。
リスニング力をつくる方法
前述のとおり、英語の習得にはリスニング力が非常に重要です。
小さな子どもがリスニング力を発展させるためには、毎日英語を聞かせることを積極的に取り入れる必要があります。以下では、子どもに適したリスニング力を向上させるためのトレーニング方法について、いくつか詳しく説明するので、これらの方法を参考にしてみてください。
英語の歌のCD
リズム感のある英語の歌は、小さな子どもたちに好まれることが多いです。
子どもがCDと一緒に歌を口ずさむことで、英語の表現を覚えるのに効果的です。メロディーや歌詞は記憶に残りやすく、楽しみながら学ぶことができます。また、歌を楽しみながら体を動かすこともできるため、ぜひ試してみて、リスニング力を育ててみましょう。
絵本を読み聞かせる
絵本を通じて物語や絵を楽しむことで、英語を楽しく学ぶことができます。
毎日絵本を読み聞かせることで、視覚的な要素と聴覚的な要素を組み合わせて学習できるのです。これによって、英語が身近な存在として感じられるようになるでしょう。
英語のDVD
英語のDVDも絵本同様に、視覚と聴覚を活用した学習方法です。
英語のアニメを楽しみながら学ぶことができるだけでなく、子ども向けの英語教材DVDも多数販売されています。これらの教材を利用することで、楽しみながらリスニング力を向上させることができるのです。
子どもの聞く力を伸ばそう!すぐれた聴覚を育てるコツ
聴覚能力が高ければ、英語の習得が劇的に加速するとされ、子どもの英語学習において卓越した聴覚を養成することは重要な要素です。
このような聴覚スキルを身につけるためには、音に触れる機会を多く提供することが肝要です。音楽などを通じて感情を刺激したり、印象的な音源を聞かせることで、記憶に深く刻まれやすくなることがあります。
また、子どもたちが好んでいる英語アニメなどを活用すれば、興味を抱きながら学び、記憶にも定着しやすくなるでしょう。何よりも、さまざまな手法を試してみて、子どもたちが音に触れる機会を増やし、興味を示す分野に継続的に取り組むことが大切です。
まとめ
今回は、幼少期から始めるリスニング力の向上方法やコツについて解説しました。グローバル化の進展にともない、英語がますます身近な存在となるでしょう。これにともない、英語を使用する機会も増えるはずです。将来困ることなく英語を活用するためにも、英語習得は欠かせません。英語が身につけば、子どもの可能性も広がりますし、今後のための投資といえるでしょう。子どもにとっても、親が協力して一緒に学ぶことは大切です。親子で楽しみながら取り組むことで、継続が容易になるでしょう。この記事を読んで英語習得に興味をもたれた方は、ぜひ紹介したリスニング力向上の方法を実際に試してみましょう。将来のための一歩となること間違いありません。