幼児言語教育サービスの利用を検討するにあたり、まずは幼児言語教育を行うことのメリットやデメリットについて理解しておくことが大切です。なぜ幼児言語教育をするのか、その目的をはっきりさせることにも繋がるので、ぜひチェックしていきましょう。

幼児言語教育のメリット

まずは幼児言語教育のメリットについて詳しくご紹介します。

英語を覚えやすい

英語は日本語と言語構造が大きく異なるため、ある程度の年齢を超えてから学び始めると英語を日本語に訳して理解しようとしてしまいます。もちろんスピーキングの際にも日本語を英語に訳してから話すというプロセスが生じることになります。

よりスムーズに英語を使うためには、英語を英語のまま理解する「英語脳」を鍛えることが大切だとされています。0歳から9、10歳までは「臨界期」と呼ばれ脳の発達が最も盛んな時期ですが、その頃に英語を英語として理解する教育をしていればスムーズに英語を覚えることができるのです。そのため言語教育は早ければ早いほどいいといわれています。

リスニングに有利

幼児言語教育を行うと早い時期から英語の音に慣れることができるので、英語のリスニングで間違えやすいLとRの聞き分けや、スピードの早い会話の聞き取りができるようになります。話すことと聞くことは直結しているので、リスニングの力がついているとよりスムーズに英語でのコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

ネイティブのような発音ができる

小さな頃から日本語に触れている私たちは、生活の中で正しい日本語の発音を覚え問題なく話すことができています。それと同じように幼児言語教育で小さな頃からネイティブの発音に触れていると、英語の発音で戸惑うことなく会話ができるようになり、知らず知らずのうちに正しい発音を身につけることができるのです。

英語への抵抗感がない

大人になってから英語を学ぶと「間違えたら恥ずかしい」「発音が悪いから話すのに気が引ける」など、英語への抵抗感を覚えてしまうこともあります。また初めから難しいものだと思い、英語を学ぶまで至らない方もいるでしょう。

その点小さな頃から英会話のレッスンを受けたり、外国人講師と触れ合ったりしておけば英語や外国の方に対する抵抗感なく学ぶことができます。恥ずかしさも大人に比べて少ないので、間違いなどを気にせず英語をたくさん使って覚えていくことができるでしょう。

さまざまな文化に触れられる

日本語は日本人特有の言語であり、基本的に日本人同士でのコミュニケーションをする言語です。しかし英語はさまざまな国や宗教、国籍の方に使われている言語であるため、英語を話せるようになれば日本以外のさまざまな文化に触れやすくなるでしょう。それはつまり多様性を受け入れやすくなるということでもあり、将来的に関わる人や場所の選択肢を広げることにも繋がります。

幅広い職業を選べる

小さな頃から英語に触れて抵抗感をなくしておくと、海外留学や海外での就職への関心を高めることができ、職業の選択肢も大幅に広がります。海外を視野に入れて考えてみると、本当にやりたい仕事を見つけられる人も増えるかもしれません。これからますますグローバル化は進んでいくはずですから、自由な選択ができるよう幼児言語教育を検討してみてはいかがでしょうか。

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幼児言語教育のデメリット

たくさんのメリットがある幼児言語教育ですが、知っておきたいデメリットも存在します。

セミリンガルへの懸念

セミリンガルとは、複数言語で育った方が両方の言語において年齢相応の言語能力を習得できない状態のことをいいます。とくにインターナショナルスクールに通い、1日のほとんどを英語のみで過ごす場合日本語の発達が遅れてしまうこともあります。ただし日本に住んでいて日本の学校に通っていれば、日常的に日本語を使うので、こういった心配をする必要はなさそうです。

日本語の思考能力への影響

幼児言語教育を行うことのデメリットとして、母国語である日本語の思考能力への影響も考えられます。日本で算数や理科など英語以外の教科を問題なく学ぶためには、国語力が必須となりますが、その国語力は発達が著しい0歳～10歳頃までに伸ばしておくことが重要です。そのため日本語での論理的思考ができるようになってから英語を学ぶべきだという意見もありますが、日本の家庭で育ち日本の学校に通うのなら、そこまで心配する必要はないでしょう。

英語嫌いになる可能性がある

幼児言語教育は保護者の意向で始めるケースが多いため、英語に興味を持てないお子さんにとってはストレスになってしまう可能性があります。嫌がっているのに無理やり教育を行うと、英語が嫌いになってしまうこともあるでしょう。そうならないようにするためには、保護者が熱心になりすぎず、楽しく学ぶことを1番に考えて教育を行う必要があります。

ここまで幼児言語教育のメリットとデメリットについて解説させていただきました。では実際、どのような点に魅力や必要性を感じる人が多いのでしょうか？アンケート調査でみなさんに聞いてみたので結果を紹介します。

第1位は「”勉強”としてではなく、言語を自然と習得できる」でした。子どもは成長するにつれて英語で話すことに恥ずかしさを感じるようになる傾向があります。その点、幼い年齢から言語学習を開始すると抵抗感なく英語をたくさん使うようになるため、その分スムーズに言語習得することが可能です。

また幼児言語教育は楽しく学べるコンテンツがたくさん用意されているため、英語への苦手意識を持つことなく遊びながらしっかり学べるのも大きな魅力といえます。

第2位は「発音を聞き分けられるヒアリング力が発達する」でした。子どもは1歳になる前に自分にとって必要な言語を認識します。そのため赤ちゃんのころから英語を聞いておくことが第二言語の習得に効果的といわれています。このことからも多言語教育はなるべく早く始めるのがおすすめです。

アンケートの結果からみなさんが幼児言語教育に対してどのような点に魅力や必要性を感じているのかがわかりました。そんな幼児言語教育ですが、もしお子さんに幼児言語教育を受けさせる場合、どのようなサービスを選ぶ方が多いのでしょうか？

続いての質問ではみなさんに「お子さんに幼児言語教育を受けさせるとしたら、どのようなサービスを選ぶか」について聞いたのでこちらの結果も紹介させていただきます。

第1位は「ネイティブスピーカーが教えてくれる」でした。ネイティブスピーカーに教わることでネイティブな英語に触れることができます。幼児期は発音に敏感な時期なので、このメリットは他の年代に比べ、特に重要なポイントです。ネイティブの英語を受け入れ難いお子様もいるので、日本語と混ぜたほうが効率的な場合もあるので、お子様の年齢や能力の見極めも必要です。

第2位は「豊富なコンテンツやプログラムが用意されている」でした。人には向き不向きがあるため、どの学習方法が合うかは人それぞれです。さまざまな種類のコンテンツやプログラムが用意されていればお子さんにぴったり合う方法で、楽しみながら言語を学習できるでしょう。

第3位は「一対一で教えてくれる」でした。母親からの語りかけで言葉を覚えるように、一対一の学習は言語習得の最短ルートといわれています。レベルの高いプロのスタッフが一対一で教えてくれる幼児言語教育サービスを選びましょう。

アンケートの結果は以上となりますが、幼児言語教育サービスを選ぶにあたって参考になれば幸いです。次の見出しでは「幼児言語教育サービスの種類」についてそれぞれ解説させていただきます。こちらもぜひチェックしてみてください。

幼児言語教育の方法はいくつもありますが、ここでは「英会話教室」「通信教材」「ナニーサービス」という3つの種類について概要や特徴を詳しくご紹介していきます。どの幼児言語教育サービスが自分の子どもに向いているのか、家庭の教育方針や環境に合っているのかを考えてみてください。

英会話教室

大人が通う英会話教室と同じように、幼児に向けた指導を行っている英会話教室もあります。英会話教室には大きく分けて2種類あり、それが「集団レッスン」と「個別レッスン」です。

集団レッスンは同じように英語を学ぶ同世代の子どもたちと一緒に、楽しく遊ぶ感覚で英語学習を提供しています。集団レッスンの相場は月額8,000円～1万円前後となっており、そのほかに入会金として1万円前後、教材費として年間5,000円～2万円程度、設備費が月額1,000円～1,650円程度かかります。

お子さんがお友達と遊べる楽しい場所と認識すれば、自分から前向きに英語学習をするようになるかもしれません。ただしレッスン日が固定されているので、ほかの習い事や用事に合わせて日付をずらすことができないのはデメリットでしょう。行けなかった分の遅れは家庭で取り戻さなければならないこともあります。

個別レッスンはお子さんと先生が1対1もしくは2～3対1で学ぶのが特徴です。個別レッスンの相場は、月額1万5,000円前後となっており、集団レッスン同様に入会金や教材費などの費用がかかります。

集団レッスンのような大人数のなかでは萎縮してしまったり人見知りしてしまったりして積極的に学べないお子さんでも、個別レッスンなら楽しく学べる可能性があります。また個別レッスンはある程度予定をフレキシブルに選べるというメリットもあります。ただし集団レッスンよりも費用が高めに設定されているという部分がデメリットに感じてしまう可能性があります。

また英会話教室は集団レッスンでも個別レッスンでも、教室までの送迎を行わなければなりません。忙しい家庭だと思うように通えない可能性があるので、その点を考慮して通わせるかどうかを決めていきましょう。

通信教材

通信教材を使った幼児言語教育サービスもあります。これは自宅に教材が届き、好きな時間に英語を学んでいく方法です。最近では紙ベースのテキストではなく、タブレットが配布されることが多く、タブレットに興味を持つお子さんが楽しく学べるという特徴もあります。

タブレットの場合は問題が更新されたり追加されたりするので、進めすぎて取り組める課題がなくなってしまうなどの心配はありません。もちろん提供している会社によって対応は変わるので、問題の配信スピードや対応などは事前に確認しておくといいでしょう。

通信教材での幼児言語教育の相場は、4,000円～18万円と非常に幅広くなっています。これは教材購入にかかる費用で、教材をどれだけ購入するか、またどの程度のサポートを受けるかによって費用が大きく変わります。

通信教材での幼児言語教育のメリットは、場所や時間に関係なく好きなタイミングで学べることです。毎日決まった時間に行えば習慣化することもでき、自然に日常のなかで英語を学ぶことを受け入れてくれるようになりやすいです。

また自宅というリラックスした環境で学べるので、お子さんが不安を感じたりストレスを感じたりすることも防いでくれるでしょう。もちろん保護者の方も送り迎えに時間を取られることがなくなるので、忙しい家庭でも無理なく幼児言語教育を進めていくことができます。

ただし通信教材を使った学習では、お子さんがどの程度習熟しているのかがわかりにくいというデメリットもあります。もちろん保護者のフォローも必要になってくるので、忙しく教えている暇がないという家庭では思ったように学びを進めることができないかもしれません。

ナニーサービス

幼児期ならではの言語教育として、英語ができるナニーに見てもらうという方法があります。日本語とのバイリンガルナニーが理想です。通常のベビーシッターと同じように家でお子さんを見ながら英語を教えてくれるので、共働きなどで忙しく送り迎えや学習のサポートができない家庭にもおすすめです。

お子さんも自宅でいつもと同じように過ごしながら英語に触れることができるので、リラックスした状態で自然に英語を学ぶことができるでしょう。

ナニーによる英会話の相場は、1時間3,0000円～4,500円前後+交通費となっています。育児から解放される時間に英語を学ばせることもでき、家事も頼めるナニーサービスはとても魅力的です。

幼児言語教育にはさまざまな方法があることをご紹介しましたが、幼児期から自然に言語教育を始めたいのならナニーサービスがおすすめです。ここではナニーによる言語教育がどのようなものなのか、そしてナニーに依頼するメリットをご紹介していきます。

ナニーによる言語教育とは？

自宅で言語教育を行うことができるうえに、子どものお世話や面倒を見るというナニー本来の仕事も行ってくれるナニーの言語教育。忙しい家庭からも大きな注目を集め始めていますが、具体的にどのようなことをするのでしょうか。

そもそも大前提としてナニーであるため、親が家にいるいないに関わらず自宅で子どもを預かってくれるという点は通常と変わりません。ただしバイリンガルであるために、子どもが英語をはじめとした外国語を身近に感じられるように、ナニー業務のなかで子どもと外国語でコミュニケーションを取ってくれます。

対応できる年齢はナニーサービスによって異なりますが、0歳児から対応できるサービスもあります。これほど幼い頃から英会話教室に通わせるのは現実的ではありませんし、この時期はお母さんも体調や精神面で不安定であることが多いため、自宅で子どもを見てくれるだけでも助かるのではないでしょうか。
また多くのナニーサービスでは、定期的な依頼はもちろん急な依頼や送迎サービスなど、保育に関するさまざまな対応をしてくれることが多いです。共働きで忙しい家庭でベビーシッターを検討しているのなら、同時に外国語や外国文化に触れられる言語教育に対応したベビーシッターに依頼するのがおすすめです。

言語教育でナニーサービスを選ぶメリット

言語教育でナニーサービスを選ぶメリットを見ていきましょう。

保育と英語教育を同時に依頼できる

すでにご紹介しているように、ナニーがバイリンガルであることで、子どもの世話と同時に英語教育を依頼できるという大きなメリットがあります。英会話教室のように特別な場所に行って教材を使って勉強するというのではなく、いつもの会話のなかに英語を織り交ぜてもらうことで自然と英語に触れ合うことができます。

特別な場所で学ぶことで特別な言語であると認識してしまうより、普段の生活に英語が紛れている方が当たり前のものとして受け入れやすくなるはずです。だからこそ英語に抵抗感がなく、日本語を聞いて話すのと同じように英語も習得していくことができる可能性があるのです。

子どものペースに合わせられる

英会話教室ではほかの子どもたちと一緒に学ぶケースも多く、それに馴染めなかったり学習が追いつかなかったりということも考えられます。その点ナニーであれば子どもと1対1でふれあい信頼関係を築いてくれます。また子どもひとりひとりの性格や好み、英語の理解度などを正確に理解し、それに合わせて教育をしてくれます。

そのため子どもは違和感や無理なく英語に触れることができますし、日常生活の中で必要な英語から習得していくことができるので、より自然に英語を受け入れることができます。子どもが勉強だと認識することもなく、苦手意識が芽生えにくいというのも大きなメリットでしょう。

依頼しやすい

ナニーサービスのなかには、WEBから24時間いつでも予約ができるシステムを導入しているサービスも多いです。申込みの時間が限られている場合、予約時間に間に合わず依頼できなかったというケースもあるので、いつでも依頼したいときにできるサービスは忙しい方にとって大きなメリットになるはずです。
突然仕事が入ってしまったときも、予約を忘れてしまっていたときも、24時間受付なら焦る必要はありません。ぜひナニーサービスを選ぶ際には、対応時間も考慮して最適なサービスを見つけてください。

これからますます重要になってくる子どもの言語教育ですが、ベストなのは生活の中で日本語と同じようにほかの言語も習得できることです。どうしても「勉強」と認識してしまうと苦手意識を持ってしまう子どもも多いので、より自然に英語に触れられるナニーサービスを検討してみてください。

東京には言語教育を行えるナニーサービスのほか、さまざまな幼児言語教育サービスが提供されています。お子さんの性格やペースに合わせ、無理なく楽しく学んでいける方法を見つけてみてください。

0歳～3歳

0歳～3歳の乳児期に英会話を習う場合には、本物の英語に触れられる環境を選ぶことが大切です。とくに、2歳前後は「耳の黄金期」とも呼ばれるほど、聴覚の発達が著しい時期です。

この時期に生きた英語に触れることで、英語を言語として聞き取る能力を養うことができます。乳児期の英会話教室では、歌や手遊び、絵本の読み聞かせなどによる英語学習が中心となります。

0歳～3歳の子どもが通う英会話教室を選ぶ際には、ネイティブ講師や留学経験を持つ日本人講師がいる教室がおすすめです。

4歳～7歳

4歳以降は母国語である日本語でのコミュニケーションが十分に取れる時期です。言葉だけで講師の指示が理解できるようになるので、実践的な学習を始められます。

4歳～7歳の幼児期は、遊びながら学べる英会話教室が適しています。音楽やゲームを盛り込んだレッスンを受けることで「英語が楽しい」と感じることができます。

また、英語は早期学習することで、ネイティブに近い発音ができるようになると言われています。アルファベットや英単語の発音を学ぶことで、将来的に受験勉強に役立てることができます。

いろいろなことに興味を持ち始める時期なので、飽きさせない工夫を凝らした英会話教室がおすすめです。

小学生以上

小学生以上の子どもは、英語の「聞く・話す・読む・書く」という4技能をバランスよく学べる英会話教室がおすすめです。2020年度以降、全ての小学校で小学3・4年生から英語教育が必修化されました。

ただし、本格的な文法やイディオムなどを学ぶのは、5・6年生以降になります。前もって英会話教室に通うことで、学校の授業の先取り学習ができます。

また、良い成績を取ることで、さらに学習意欲が高まります。高学年以降は、論理的・抽象的な思考力が高まると言われています。

英文法の法則に基づいて文章を作るなどのアウトプットができるようになります。そのため、英語検定取得を目標に掲げる教室を選ぶことで、モチベーションを維持しながら英語学習を進められます。

東京都内の英会話教室の選び方

東京都内には数多くの英会話教室が存在しています。そこで、英会話教室を選ぶ際のポイントについて、解説していきます。

年齢に応じた英語学習を厳選

前述したとおり、英会話教室によって受け入れ年齢はさまざまです。中には0歳から通うことのできる教室もありますが、大切なのは年齢に応じた学習を選ぶということです。

3歳までの子どもは、インプットが大半を占めます。身近に英語が聞こえてくる環境を作ることで、楽しみながら英語耳を身につけることができます。

一方で、アウトプットを強要したり、単語を無理に覚えさせたりすることは、英語が嫌いになるきっかけになりかねません。乳幼児期の英語学習は子どもの主体性を尊重することが重要です。

子どもの個性に合わせてレッスン方式を選択

子供向け英会話教室には「マンツーマンレッスン」をはじめとして「グループレッスン」や「オンラインレッスン」など、さまざまなレッスン方式があります。子どもの個性や性格を考慮したうえで、学びやすい環境を選ぶことが大切です。

たとえば、控えめでおとなしい性格の子どもの場合、1対1のマンツーマンレッスンが向いています。講師との距離が近いので、わからないことはその場ですぐに解決できます。

レッスン料は高くなりがちですが、苦手な部分を克服しやすいので、効率的に英語学習を進められます。子どものペースでじっくり学ばせたいという方や、グループレッスンで効果が得られなかったという方は、検討してみてはいかがでしょうか。

誰とでも気さくにコミュニケーションが取れるタイプのこどもであれば、グループレッスンがおすすめです。個人的な指導時間は少ないものの、友達と一緒に楽しみながら学習を進められます。

友人や講師との交流を通して、実践的な英会話能力が身につきます。パーソナルレッスンよりも費用がリーズナブルな点も魅力的です。

また、教室でのレッスンに苦手意識のある子どもの場合は、オンラインレッスンという手段もあります。PCやタブレットを用意し、通信環境を整えることで、自宅で気軽に英語を学べます。

送り迎えが不要なので、保護者の負担も軽減できます。他の習い事との両立も可能です。ただし、オンラインレッスンではモチベーションの維持が難しい側面があるため、家族のサポートが不可欠です。

英語学習の目的に合わせてカリキュラムを選定

学習カリキュラムは、教室によってさまざまです。英会話教室を選ぶ際には、目的を明確に定めることで、学習内容のミスマッチを防ぐことができます。

たとえば、学校の成績向上を目指している場合には、読み書きに重点を置いた英会話教室がおすすめです。一方、英語脳を養いたいという場合には、歌や遊びなどのアクティビティを通して楽しく学べる英会話教室が最適です。

また、年齢や学習進度に応じたクラス分けを導入している教室であれば、長く通わせることができます。学習の内容はもちろんのことですが、短いスパンでのカリキュラムにも着目して教室を選ぶと良いでしょう。

講師の経験値を確認

英会話教室を選ぶ際には、講師の質や経験値についてもチェックしましょう。単に英語が話せるだけでなく、子どもを教えることに慣れているかどうか、という点も見逃せないポイントです。学歴や資格に加えて、講師としての経験年数も確認しておきましょう。

また、本物の英語に触れるためには、ネイティブ講師によるレッスンを受けることが理想と言われています。ただし、日本語を全く話せない講師の場合は、子どもや保護者と円滑なコミュニケーションが取れないというデメリットもあります。

とくに幼児向け教室では、留学経験を持つ日本人講師のほうが手厚いサポートを受けられるので、サポート面も踏まえて検討しましょう。

通いやすい立地や料金

英会話教室に長く通うためには、立地やレッスン料など、総合的に判断することが重要です。英会話教室の多くは、月謝制を採用しています。

東京都内の月謝の相場は、5,000円～10,000円ほどです。なお、入会金や教材代については、別途必要となるため、総額で予算を立てましょう。なかには、年齢や学年に応じて月謝が高くなるところもあります。

子どもが通えるかどうか不安という方は、チケット制の教室を選ぶというのも一つの手です。子どものペースに合わせて気軽に通うことができます。

また、英会話教室の立地は、自宅から往復30分圏内が目安となります。とくに、乳幼児期は、保護者が送り迎えする必要があるので、自宅から近い教室がおすすめです。

いくら評判の良い教室であっても、電車の乗り継ぎが多かったりすると、足が遠のくリスクがあります。また、英会話教室の近くにスーパーや商業施設があれば、送り迎えのついでに家事を済ませられるので一石二鳥です。

見学や体験レッスンを活用

英会話教室を選ぶ際には、何よりも子どもが楽しく学べることが大切です。保護者目線では魅力的であっても、子どもが納得できるとは限りません。

レッスン内容や学習環境、雰囲気など、子どもの性格にマッチしているかどうかチェックしましょう。英会話教室によっては、見学や体験レッスンを用意しているところがあるので、通う前に活用してみましょう。

なるべく普段通りのレッスンに参加できる内容がおすすめです。体験後に、また通いたいと思えるような教室を選ぶと良いでしょう。